急いでお知らせを載せたいのに、WordPressのIDもパスワードも分からない。以前の担当者が退職していて、誰に確認すればよいかも分からない。そんなときは、何度も思いつくパスワードを入力するより、残っている情報と利用できる正規の手段を整理しましょう。
ログインできないことだけを理由に、すぐサイトを作り直す必要があるとは限りません。登録メールやサーバーの管理権限を確認することで、復旧の道筋が見つかる場合があります。
最初はメールでのパスワード再設定
まず試すのは、WordPressのログイン画面にある「パスワードをお忘れですか?」からの再設定です。ユーザー名が分からなくても、そのアカウントに登録されたメールアドレスが分かり、受信できれば手続きを進められる場合があります。
メールが届かないときは、迷惑メールフォルダーや入力したアドレスを確認します。退職者の個人メールが登録されていた、サイトからのメール送信に問題があるなど、原因は一つではありません。使えないメールアドレスを何度も試すより、他の管理者や制作時の資料を確認するほうが早いこともあります。WordPress公式のパスワード再設定案内
サーバー側から確認・再設定できる場合も
メールでの再設定が難しくても、サイト所有者、または所有者から作業を依頼された担当者が、必要なサーバー管理権限を持っていれば、別の方法を検討できます。
WordPress公式では、WP-CLIという管理用ツールや、データベース管理画面を利用した再設定方法も紹介されています。これらを使って対象のユーザーを確認し、新しいパスワードを設定できる場合があります。ただし、利用できる方法はレンタルサーバーの機能や権限によって異なります。
サーバー側での再設定は、現在のパスワードを読み出したり、他人のサイトへ無断で入ったりする方法ではありません。所有関係と作業の権限を確認したうえで行う復旧作業です。サーバーへ入れるというだけで、対象サイトの操作を任されているとは限らない点にも注意が必要です。
慌ててデータベースを書き換えない
サーバー内に複数のサイトがあると、変更対象を取り違えるおそれがあります。作業前に対象サイトとアカウントを確認し、バックアップを用意することが大切です。検索で見つけたコードを、そのまま本番サイトへ貼り付けるのは避けましょう。
WordPressのアカウントにもサーバーにも正当なアクセス手段がない場合は、契約書や請求書などを整理し、契約者からサーバー会社や従来の管理者へ相談する必要があります。どんな状態でも復旧できるとは約束できません。
また、急にパスワードが変わった、見覚えのない管理者がいるなど、不正アクセスが疑われる場合は別です。ログインの復旧だけで終わらせず、改ざんや侵入の有無を含めた調査が必要になります。
復旧後は、登録メール、担当者ごとの権限、認証情報の保管方法も見直しておきましょう。保守の相談を検討される方は、サービスの対応範囲・料金をご確認ください。
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